sydney city walk
毎週水曜と土曜に開催されているSydneyArchitectureWalkに参加。TheCity,Sydneyと題して、シティ内、とりわけMuseum of Sydney付近の建築物と街の成り立ちを聞くことができるツアー。本日の参加者は私を含めて9名。
年末には、同じ団体が主催しているJoernUtzonの建築について学ぶ(よって基本はオペラハウスが見学の対象)に参加したのだが、案内人はそのときと同じシドニー在住の若手建築家。彼が個人的にUtzonを敬愛してやまないのか、もっと大きなマスでそうした傾向があるのか、までは聞くことができなかったが、本日もUtzonの話が大半を占めていた。つまりオペラハウス近くに建つRenzoPiano設計のビルを含めてオペラハウスに影響されたコンセプトメイキングになっているという説明。ちなみにUtzonに関してどう思うの?と案内人の彼に聞くと表情も声音も本心から出た言葉だとわかり過ぎるくらいのリアクションで「敬愛してやまない!!」らしい。で彼に言わせるとRenzoPiano設計のビル(オフィスビルと集合住宅の2棟で構成。ファサードの全面がほぼガラズばり、その間にピアッツァ=広場が設けられているのが特徴的。)はUtzonのオペラハウスに呼応している点において評価されるべきものだ、ということ。Museum of SydneyをリノベーションしたRichardJhonsonに関してはUtzonやRenzoPianoとは相反して権威が象徴的に現され過ぎていると批判的に語られていた。前者の二人は地形の成り立ちや周囲の建築物との関係性をふまえたデザインとなっていると評価されていた。
そうそう、最近見つけたSydneyarchitecutre.comはこちらの建築事情の旬な情報をまとめて見ることができると思われる。
個人的な本日の収穫?は、ロンドン出身の年配夫婦との出会い。奥さんの方が建築史に深い興味を持っており、彼らの娘さんはロンドンで建築を学び中、だとか。こちらにきた経緯を聞かれたので夫の海外赴任を伝えると、「あなたはついてきて幸せなのか?」と初対面なのに核心的な質問をされてしまった。答えに窮していると「あなたのような建築や美術に関心がある人には、日本のそれとオーストラリアーのそれとを比べたら、面白くないに違いない」と言われる。確かにロンドンや日本とりわけ東京のそれと比べると圧倒的にアート関係のイベントの本数は違うし、掘り下げていくことのできる歴史の厚みの差は大きいとは思う。(サッカーは楽しい。)とにかく、日本語も堪能だという彼らの友人であり、オーストラリアの芸術活動にも造詣の深い友人で大学で教鞭をとっている女性を紹介してあげるから頑張りなさい、という励ましの約束をもらって別れた。